プレシジョンインプラント~患者さん一人ひとりに最適化された精密インプラント治療
2026/2/5
インプラント治療と一言で言っても、歯科医院が使用するインプラントメーカーや、担当する歯科医師の技量により、その精度は異なってきます。
また、インプラント治療のおおよその手順は決まっていても、患者さんの歯並びや歯の症状、顎の骨の状態は人それぞれですし、年齢や生活習慣によっても変化していくものですから、どんな方にも同じく治療を行えば良いわけではありません。
このような背景を踏まえ、より精度が高く、患者さん一人ひとりの口腔環境に最適化されたインプラント治療が求められています。
そこで考案されたのが、プレシジョンインプラントというアプローチです。
プレシジョンインプラントとは?
プレシジョンインプラントという言葉は初めて耳にする方が多いでしょう。
プレシジョン(Precision)は英語で「精密」「正確」を意味します。その名のとおり、プレシジョンインプラントとは、患者さん一人ひとりのお口の状態や生活習慣を正確に把握し、それらにしっかり合致するよう、より精緻なインプラント治療を行う、いわばオーダーメイド型の治療法です。
プレシジョンインプラントでは、CTスキャンや3Dシミュレーションといったデジタル技術を活用して、埋入位置や角度を綿密に定め、患者さんごとに異なる口腔内の状態に対応した治療を行います。
トップページでもお伝えしているとおり、「札幌・大通で精密インプラント治療」を掲げる当院は、プレシジョンインプラントの思想に基づいた治療をご提供しています。
(※)プレシジョンインプラントという単語は、北海道大学大学院歯学研究院の黒嶋 伸一郎教授と長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科の澤瀬 隆教授の論文に見ることができます。
プレシジョンインプラントの特徴
プレシジョンインプラントについておおよその説明をしましたが、より分かりやすくするために、一般的なインプラント治療とどう違うのか、特徴をまとめてみます。
| 一般的なインプラント治療 | プレシジョンインプラント | |
|---|---|---|
| 検査 | レントゲン・CTが主 | 左記に加え、細菌検査や生活習慣の分析も |
| 手術の精度 | 医師の経験と勘に頼る部分がある | 3Dシミュレーションと(サージカル)ガイドで精密に |
| インプラントメーカー | 選択の幅が少ない(その医院が扱うメーカー一社など) | 複数社から選べる |
| 将来のリスク | 噛み合わせの違和感が出ることも | 長期的な安定性が高い |
ではプレシジョンインプラントならではの違いについて、より具体的に説明していきましょう。
詳細な検査
インプラント治療を受ける前に必要な検査とは?のコラムで解説したとおり、インプラント治療では、手術前に歯の状態、骨の状態などをレントゲンやCTで細かくチェックします。
ですが、プレシジョンインプラントでは、画一的ではなく、個人個人に合った治療法を選ぶため、今までのインプラント治療の検査以上に、精密で詳細な検査が求められます。
そこで、お口の中の細菌の種類や量といった口腔内環境、歯ぎしりや食いしばりといった歯やお口の癖、食事の好みや食習慣といった日常生活の情報まで詳しく調べ、検査の精度を向上させていきます。
サージカルガイドによる精密な手術
プレシジョンインプラントでは、CTデータと3Dシミュレーションソフトを活用して、事前にインプラントを埋入する位置、角度、深さなどを綿密に計画します。
そして、計画どおりに手術を行えるよう、サージカルガイドと呼ばれるマウスピース型の装置をオーダーメイドで作製します。このガイドを使用し、シミュレーションした位置に、正確にインプラントを埋入します。
もちろんインプラントオフィス大通ではサージカルガイド(ガイドサージェリー)を使用した治療を行います。具体的なメリットとしては、以下のようなものが挙げられるでしょう。
- 神経や血管を傷つけるリスクが軽減できる
- 手術時間が短縮される
- 見た目も機能も理想的な仕上がりが期待できる
インプラントメーカーの選定
インプラントメーカー各社の特徴を比べてみようのコラムでもお話ししたように、現在、インプラントを製造しているメーカーは世界に100社以上あるといわれています。
それぞれのメーカーには得意とする分野や製品の特性があり、患者さんの状態によって適したメーカーは異なります。
プレシジョンインプラントでは、こうしたメーカーごとの特性を熟知した歯科医師が、患者さんの状態に応じて、確かな製品を選定することになります。
インプラントオフィス大通では、世界的シェアトップを誇る、ストローマン社とノーベルバイオケア社のインプラントを採用しており、患者さんの症状に合わせ、最適なインプラントを選定いたします。
プレシジョンインプラントのメリット
プレシジョンインプラントには、以下のようなメリットがあります。
治療後のリスクを抑えられる
お口の中の状態は千差万別です。骨の厚さや硬さ、歯茎の状態、噛み合わせのバランスは一人として同じ人はいません。
画一的なインプラント治療法では、例えば治療後に歯肉が下がる、残っている歯の噛み合わせが変わってしまうなどのリスクが起こることがあります。
プレシジョンインプラントなら、その方のお口の中の状況に合わせて最適化されているので、治療後に起こり得るリスクを低く抑えることができます。
自然で違和感のない仕上がり
プレシジョンインプラントでは、インプラントの位置、大きさ、形、色、噛み合わせまで、すべてを患者さんのお口に合わせて最適化します。そのため、自分の歯のような自然な見た目と噛み心地が得られます。
歯並びも、食事をするときの噛み合わせも、違和感なく過ごせることが期待できるでしょう。
治療中の負担が少ない
インプラント治療は、外科手術を伴うため、侵襲(身体が手術で受けるダメージ)が出るのは避けられません。
プレシジョンインプラントでは、サージカルガイドを使用した精密な手術を行うため、手術時間を短縮し、切開範囲も可能な限り少なくすることができます。これにより、手術中の出血や腫れ、術後の痛みを軽減でき、侵襲性を抑えた治療が行えます。
治療期間が短くなる
一般的なインプラント治療は、治療開始から完了まで6ヶ月~1年程度かかることが多く、その期間中には、経過の確認や各種処置のために通院していただくことになります。
プレシジョンインプラントでは、通院のしやすさも勘案しつつ、その患者さんに最適な方法を選んで治療を行うため、より早く治療を終えられるケースもあります。
プレシジョンインプラントの難点
メリットの多いプレシジョンインプラントですが、難点がないわけではありません。特に歯科医院側の設備や、歯科医師に求められる技量についてはシビアな基準があります。
どこの歯科医院でも受けられるわけではない
プレシジョンインプラントを行うためには、より綿密な検査や手術が行える設備が必要です。
また、複数のインプラントメーカーを扱うならば、各メーカーで使用する器具・器材が異なるため、それぞれのものを用意しなくてはなりません。
このように、プレシジョンインプラントを実現するには歯科医院側の設備投資も高額になるため、全ての歯科医院でプレシジョンインプラントによる治療を受けられるわけではありません。
インプラントオフィス大通は、専用CTや3Dスキャナーをはじめ、充実した設備が整っています。カウンセリングルームや待合室もございますので、リラックスした環境で治療を受けていただけます。
歯科医師に求められる知識量が多い
プレシジョンインプラントを行うためには、担当医師にインプラント治療の豊富な知識と経験が求められます。
また、患者さんに最適なインプラントを選ぶためには、メーカーごとの特性も熟知していなければなりません。
インプラントオフィス大通では、北海道大学歯学部臨床教授を務める千田理事長のもと、医療法人社団 千仁会のインプラント専門医が治療を担当しますので、安心してお任せいただければと思います。
より費用がかかる
インプラントは基本的に自由診療ですが、プレシジョンインプラントでは、詳細な検査やサージカルガイドの作製といった追加費用がかかります。
そのため、一般的なインプラント治療よりも、どうしても費用は高額になります。
ご自身にぴったりのインプラント治療を受けるために
プレシジョンインプラントは、治療を受ける方に合わせて最適化されたオーダーメイドのインプラント治療です。
より精密な検査を通して、ご自身の歯に最適な方法を選ぶことにより、とても自然な仕上がりと噛み合わせ、そして歯並びが得られるようになるでしょう。
ただし、高度な設備と歯科医師の深い知識・経験が必要なため、どこの医院でも受けられるわけではありません。対応できる歯科医院を見極め、治療の内容や費用なども、じっくりと相談したうえで治療に臨むことが大切です。
インプラントオフィス大通は、「札幌・大通で精密インプラント治療」が行えるクリニックです。「インプラントにするなら自分にぴったりのものが良い」「できるだけ丁寧で正確な検査に基づいた治療をしてほしい」とお考えの方は、札幌のインプラントオフィス大通へ、ぜひご相談ください。

