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子どものけが

こんにちは。

小児歯科担当の中村です。

先日の夜、2歳の娘が初めてけがをしました。

寝る直前だったこともあり歩行が不安定だったのでしょう、

転んでテーブルのかどにぶつかって、

下唇を切りました。(私はソファでうたたねしていたので瞬間はみていません><)

初めての大きなけがで、出血もしていたので妻は大慌てです。

私は娘の泣き声で飛び起きました。

幸い唇を切っただけで歯には今のところ影響はなさそうですが、

今も大きなかさぶたが唇に残っており痛々しいです。

さて、唇がけがをしたときどうすれば良いでしょう。

日中でしたらきれいなガーゼなどでけがしたところをおさえて止血しながら、

歯科を受診するのが良いと思います。

縫う必要がある傷であれば縫ってもらえるでしょうし、

縫わなくても良い程度でしたら消毒してもらえると思います。

また、受傷したのが本当に唇だけなのか、歯が折れたり揺れたりしていないか確認してもらいます。

では今回のように夜間でしたらどうでしょうか。

近くの歯科が診療時間であればそれで良いと思いますが、

そうでない場合は困りますよね。

日頃からそういう場合に受診する歯科に関する情報を確認しておく必要があると思います。

けがをしてすぐとまらないくらいの出血をしている場合、

子どもは泣き続けている、

親も気が動転している、

そんな状態で適切な対応ができるとは考えにくいですので、

時間のあるときに確認しておいてくださいね。

今回の私のケースはどうだったのでしょう。

泣き叫ぶ娘と動揺する妻をみて、とりあえず私は落ち着かないとな、と思いました。

小児歯科の教科書にも書いてあるように、

外傷をして来院した子どもや親は興奮していることが多い、

落ち着いた対応をすること。

まさに今これだな、と感じました。

娘がすごく心配でパニックになりそうでしたが、自分が求められているのは冷静さと考えて切り替えました。

そしてまずは傷口を確認。

うわ~、これ縫うか縫わないか微妙なケースだな~と感じ、

まずは基本の圧迫止血。

ガーゼはなかった(探している余裕もなかった)ので手元にあったティッシュで・・・。

妻はおさえてもなかなか止まらないと言って困っていましたが、

まだ1,2分くらいしかおさえていません。

こういうときの時間って長く感じます。

血はそんなにすぐには止まりませんので、5分から15分はおさえてくださいね。

おさえながら次の対応を考えました。

縫う道具が手元にあれば自分で縫うのになと思いながら、

血が止まらなかったら救急車呼ぶ?口腔医療センターに行く?

口腔医療センターに行くまでに時間かかるな~、

などいろんなことを考えながら悩んでいる間に10分くらい経って血が止まりました。

血が止まってほっとしたのか娘はぐったりした様子でそのまま就寝しました。

今回は唇が切れただけで無事止血したので良かったですが、

こういうときの対応を日頃から考えて調べておかないとと実感しました。

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