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唾液の抗菌物質
こんにちは、新川駅前歯科クリニックの後藤です!
だんだん寒くなってきましたが、皆さん体調は大丈夫ですか?
季節の変わり目は風邪をひきやすいので体調管理には気をつけましょうね!
今日は唾液の抗菌物質についてお話します!
けがをしたときに反射的に傷口をなめた経験ある方いますか??
「口の中の細菌が傷口に入り、かえって汚いのでは」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、毎日きちんと歯磨きなどのお口の手入れをしているなら、
傷口をなめてもほとんど心配いりません。
口の中の菌は口の外の環境では生きていけないものがほとんどで、
たとえ傷口に入っても免疫の力で排除されてしまうからです。
傷口をなめるのは、自然の理にかなった行動のようです。
唾液の中には、出血を止める物質に加え、リゾチーム、免疫グロブリン、ラクトフェリン、ヒスタチン、ペルオキシダーゼなどの抗菌物質が含まれています。
これらは協力して口の中の微生物の活動を抑えたり、殺菌する働きをしています。
中でもリゾチームは、ペニシリンの発見で有名な細菌学者フレミングが見いだした物質で、唾液以外にも卵の卵白部分や動物の分泌液、例えば涙液、汗などに含まれています。
鳥類にとって大切な卵や、私たち人間にとって重要な組織(口、目など)、
それに赤ちゃんを微生物の感染から守るための天然の殺菌物質です。
殺菌作用に加え、局所の炎症を抑える作用も知られており、
現在では化学的に合成されて風邪薬などに使われています。
口になかの傷がめったに化膿せず、皮膚のけがに比べて早く治るのはこうした唾液中の抗菌物質の働きによるものだといわれています。
そして話しは変わりますが...
10月4日は新川駅前歯科クリニック14周年記念日でした(^-^)
みんなで大きなケーキを食べてお祝いしました!
これからもドクター、スタッフ一同、力を合わせて更なる成長を目指して頑張ります。
今後ともよろしくお願いします!!