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歯間ブラシ
みなさん、こんにちは(*^-^*)
ちだ歯科クリニックの大塚です。
今日は歯間ブラシについて解説します!
1.歯間ブラシの効果
歯ブラシのみを使った場合の歯垢除去率は61%、
歯ブラシ+歯間ブラシで85%という結果が出ています。
歯ブラシだけでは歯と歯の間に歯垢が残ってしまいます。
磨き残した歯垢が原因で口臭や虫歯、歯茎が腫れる歯肉炎、
歯周病になってしまいます。そのため、歯ブラシと併用する
歯間ブラシやデンタルフロスが勧められています。
1-1.虫歯予防
加齢と共に歯茎が下がってくると、歯の根っこの部分(象牙質)が見えてきます。
この部分は歯の表面(エナメル質)よりも柔らかいため虫歯になりやすいです。
歯間ブラシをすることで、特に根元部分の歯垢が取れるため、
虫歯予防に効果的です。
1-2.歯周病予防
ほとんどの歯周病は、歯と歯の間の歯茎から炎症が始まります。
その部分の歯垢を取り除くことで、歯周病の原因菌を減らせるため、
歯周病予防に効果的です。
歯間ブラシに血が付いてきたら歯周病が始まっているサインかもしれません。
1-3.口臭予防
歯垢は細菌のかたまりで、この細菌は臭いガスを発生させます。
歯と歯の間に溜まった歯垢は少しずつ積み重なるように溜まり発酵しています。
2.歯間ブラシの必要性
歯間ブラシが有効な場合とそうじゃない場合があります。
目的に合わせ、歯と歯の間の歯垢を取り除きましょう!
2-1.使用することをお勧めする方
2-1-1.被せ物が入っている方
ブリッジと呼ばれる被せものの場合は抜歯した部分にダミーの歯があり、
前後の歯と繋がっています。
ブリッジ周辺には食べかすや歯垢が溜まりやすいので、
口臭や虫歯の原因となる可能性もあります。
2-1-2.歯と歯の隙間がある人
加齢や歯周病によって歯茎が下がると、歯と歯の間に隙間ができます。
隙間が空くとそれだけ歯垢も多く溜まってしまいます。
2-1-3.よく食べかすが詰まる人
食べ物が詰まる原因は幾つかあり、歯と歯の間に虫歯が
できていることも考えられます。虫歯ができると表面が
ザラザラしていて滑りにくいため、食べ物が停滞します。
また、歯並びが悪いと不規則な隙間ができやすく、
そこに食べ物が詰まることも考えられます。
2-2.健康的な歯茎の人は無理に使わなくてもよい
歯茎に炎症がなく、歯と歯の間に隙間がほとんど無い場合は
歯間ブラシを無理に入れる必要はありません。
デンタルフロスが効果的です!
3.歯間ブラシは歯ブラシ前の使用が効果的
歯間ブラシはできるだけ、歯ブラシで磨く前に使いましょう!
その理由は2つ!!
1:歯ブラシの後だと習慣化されないから
習慣的に使えるようになることで、汚れの除去率は確実にアップします。
最初に歯間ブラシで汚れをとらないとスッキリしない!
そんな状態になることが理想的ですね。
2:磨き残しの多い場所の汚れを取りのぞくことで、虫歯予防に効果的だから
虫歯になりやすい部位は、歯と歯の間です。
磨き残しが多いということは、そこが一番虫歯になりやすい部位ということ。
虫歯になりやすい部位の汚れを最初に歯間ブラシできれいにすることで、
虫歯の予防効果は断然アップするということになります。
歯間ブラシの使い方はこちらを参考にしてみてください(^^)
歯間ブラシのサイズ、どれが合うのか分からないな~という方は
ぜひ歯科衛生士に聞いてみてくださいね(^O^)/