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暑い夏の水分補給

こんにちは。
小児歯科担当の歯科医師、中村です。
北海道はもう夏も終わった感じがしますね。
今年の夏はいかがでしたか。
子ども達は夏休みに楽しい思い出を作ることができたでしょうか。
私はちょうどお盆の時期にロサンゼルスで学会発表があり、(と言ってもポスター発表ですけど・・・)
良い経験ができました。

さて、話は今日のテーマにうつります。
暑い日に大事なのは水分補給ですね。
熱中症予防のためにこまめに水分補給する、とても大事です。
熱中症の対策としてスポーツドリンクを飲む。
こちらも良いと思います。
しかしながら、その飲み物、糖分が多く含まれていませんか?
糖分を多く含む飲み物を飲むことにより歯は溶けます。
スポーツなどをして大量に発汗したときはもちろんスポーツドリンクなどを飲んでいただいたほうが良いと思いますが、
1日家にいるからといってペットボトルを1本与えて冷蔵庫に入れて好きなタイミングで飲んでいませんか?
夏休みは子どもが家にいる時間が長くなります。
ジュースやスポーツドリンクの摂取について、
同じ量を飲むのであれば、午前と午後のおやつの時間にあわせて飲んでいただくと、
別のタイミングで飲むよりもむし歯はできにくいです。
他の時間の水分摂取はお水かお茶にしていただくのが望ましいです。
なぜならば、口のなかにむし歯の原因となる糖分が入っていない時間を長くすることが大事だからです。
口のなかに糖分が入ると、むし歯菌はそれを栄養として酸を作り歯を溶かします。
その後糖分がなくなると唾液のちからで溶けた歯を元に戻します。(いわゆる歯の再石灰化です。)
しかし、元に戻る前にまた糖分が入ってくるとどうなるでしょうか。
元に戻る前にまた歯が溶けてしまいます。
これを繰り返すと歯が溶ける量が多くなり、むし歯ができあがるわけです。
そのようなわけで、口のなかに糖分が入っている時間をなるべく短くしてあげるほうがむし歯は出来にくくなります。
また、清涼飲料水の中には糖分が多く含まれているものが多いことはご存知の方が多いと思いますが、
糖分が入っていなくても、pHが低い、つまりは酸性の飲み物は歯を溶かしますので要注意です。
正しく水分補給して、熱中症はもちろんですが、むし歯にも気をつけていただけたらと思います。

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