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歯と認知症の関係

こんにちは、ちだ歯科クリニックの松田です(^o^)丿
皆さん風邪など引いてないですか?年末年始をたのしく過ごすために
体調管理一緒に気をつけましょうね♪

さて今日は歯と脳の関係の関係性についてお話します!!!

物を噛むと脳が刺激されることを知っていますか?
歯の働きは食べるという咀嚼機能だけではありません。物を噛む行為は
同時に脳を刺激するという事がわかっています。
歯と歯を噛み合わせた時の刺激は、歯根にある歯根膜から脳に伝わり
その刺激は脳における感覚や運動、また記憶や思考、
意欲を司っている部位の活性化に繋がるのです。

◆残存歯が少ないと脳の働きに影響が出る
 健康な人では平均14.9本の歯が残っていたのに対し、認知症の疑いのある人では
 9.4本と明らかな差が見られます。
 また、残っている歯が少ないほど、記憶や学習能力に関わる海馬や、意志や思考の機能を司る
 前頭葉の容積などが少なくなっていた事がわかりました。
 この結果から、歯が無くなると、脳が刺激されなくなり、脳の働きに影響を
 与えてしまうという事が判明したのです。


◆歯が無い人の認知症リスクは高い
 ある大学の研究結果では、残っている歯の数が20本以上ある人と比べて歯が無く
 入れ歯も入れていない人の認知症リスクは1.9倍!
 良く噛んで食べることができる人に対して、あまり噛めない人の認知症リスクは
 1.5倍と高くなっています。


◆噛む事を意識して食べると脳は活性化しやすい
 歯があれば噛めますが、歯が抜けると噛めないだけでなく歯根膜もなくなり
 脳へ刺激は伝わらなくなります。また、歯があってもあまり咀嚼を意識しないで食べていると
 脳への刺激が少なくなってしまいます。


◆歯を治療する事で記憶力が回復する例もある
 奥歯を削り噛みにくくしたマウスの歯を、セメントなどで修復すると
 正常なマウスと同じ程度にまで記憶力が回復したという研究結果があります。
 噛み合わせが悪いまま放っておくのではなく
 噛む事が出来るように治療することで記憶力の回復の可能性が高まるのです。


◆入れ歯やインプラントでも脳は刺激出来る
 アルツハイマー型認知症の方の口の中を調べると、歯が無くなり、長い間良く噛んで食べる事が
 出来ていなかったと思われる人が多く見られます。歯が無いと歯根膜が無くなるため
 刺激が脳には伝わりません。しかし、歯に代わる入れ歯や、インプラントなどの治療を行えば
 歯と同様の働きをすることが出来るのです。

 しかし、ただ入れ歯を入れるだけでは不十分です。北海道の病院で行われた調査では、
 入れ歯が合っていない人全てが認知症だったとの報告があります。
 その人に合った入れ歯を使用し、正しく噛む事が重要なのです!

いかがでしたか?学生の頃から歯と脳の関係性に関しては興味深いなぁ、と思っていましたヽ(^o^)丿
歯があることで食いしばることができる為、力が入りやすくなり
ご高齢で1人で立ち上がることが難しかった方が自分にしっかり合う入れ歯を入れたことで
立ち上がることができるようになった、という話もあります。
自分の歯で噛むということはまず大切なことです!一本でも多くの歯を残せるように
毎日の歯ブラシしっかり行っていきましょう♪私達もしっかりとサポートさせて頂きます!!


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