巷は、もうすぐ、クリスマスらしい。
クリスマスイブやクリスマスと聞いて
ワクワク胸躍らせる夢見る年頃は
とっくに過ぎている。
しかし、
診療室に訪れる子供たちの期待に満ちた眼をみたり
賑わう街中を通り抜けると
正直、
別の意味でワクワクする。
それをさらに盛り上げるのが、
街角、テレビ、ラジオで流れるクリスマスソングであろうか。
私は、
クリスマスソングと言えば、
WHAM!の「Last Christmas」
山下達郎の「クリスマス・イブ」
Mariah Careyの「All I Want For Christmas Is You」
の3つと、勝手に決めている。
「Last Christmas」は、1984年の発売で、
この年は、私がちょうど大学に入学した年でもある。
私は、どちらかというと大学デビュー組なので、
街に出かけるのが楽しくてしょうがない時期でもあったわけだが
耳にたこができるくらい街角のいたるところでこの曲が流れていた、
思い出深い曲である。
「クリスマス・イブ」は、私の記憶によれば1983年の発売であるが
1990年前後の数年間、JR東海のCMソングに使われて
その名曲としての地位を不動のものにしたと、これもまた、勝手に思っている。
クリスマス・エクスプレスという企画で、
遠距離恋愛の男女を題材にして作られたそのCMは、
「ふたりは、距離に、試される」
という天才的なキャッチフレーズのもと
遠距離恋愛にもがく若者の心を揺さぶったのであろう。
もちろん、私もその「揺さぶられた一人」であった。
「All I Want For Christmas Is You」は1994年の発売である。
残念ながら私は知らないが、この当時、
テレビドラマの主題歌として使われたらしい。
それが手伝ってか、やはり街にはこの曲が溢れていた。
バブルがはじけて、景気が後退する中
7オクターブの音域から繰り広げられるそのアップテンポな曲は
そんな時代でさえ、私たちをワクワクさせた。
また、前の2つの曲は少し悲しい歌詞なのに
この曲は心温まる内容であるのが私としては嬉しい。
しばし、物思いにふけってみる。
子供のころは、プレゼントをもらうことでワクワクしていた。
今は、プレゼントを用意することでワクワクしているというのは
まことにありがたいことである。