ふと思った。
「客室乗務員の皆さんは、相当の訓練を受けているはずである。
その訓練を上回る病変なのだろう。」
「早く、だれか出てきてくれ~。」
むしろ、祈るくらいの気持ちだった。
前方で、40歳代の小太りの男性が立ち上がった。
おおよそ、阿部寛さんでも江口洋介さんでもない。
「やはり現実は、こういうもんだよなぁ。でも、まあ、良かった。」
しかし、しかしである。
この男性は、医師ではなかったようである。
なぜなら、その足は、まっすぐトイレに向かったからだ。
つづく。
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