笑顔のままで。 札幌歯科 千仁会理事長 千田典史のブログ

"2008年6月アーカイブ"

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すばらしい。

街の交差点の一角のファッションビル。

その8階に、私のお気に入りの蕎麦屋さんがある。

 

味ももちろんお気に入りである。

店員さんたちのキビキビした動きもお気に入りである。

さらには、蕎麦屋さん特有の醤油を煮詰めた香りが

衣服にあまり付かないところもお気に入りである。

 

先日の昼、いつものように混んでいた。

店の中央にある大きな席で5~6名が合い席となる。

 

ややしばらくして、私の向かいに、初老の女性が案内されてきた。

着席するかしないかのうちに、

「おろしそば、ひとつ。」

と注文した。

確かにそう注文した。

その言葉の全体に、その女性の気の強さが滲み出ていた。

 

間もなく、「おそしそば」が運ばれてきた。

その初老の女性は、運ばれてきた品(しな)を見るや

「私が注文したのは、海老(えび)おろしそばだけど。」

と語気荒く指摘した。

 

蕎麦を運んできたのは、注文を受けた人とは別の人である。

初老の女性から指摘を受けると、間髪入れずに

「失礼しました。すぐにお取り換えします。」と

さらりと対応した。

 

「あなたは、おろしそばって、言いましたよ。」

と、のど元まで出た言葉を、私は呑み込んだ。

そこで私が指摘しても何も好転しないのは目に見えていた。

 

その店員さんの対応は

「(蕎麦屋の)お客さんはすべて正しい。」

という立場に立っているのだろう。

 

素晴らしい対応であると私は思う。

 

私が、そのお店を、益々好きになった出来事である。

と同時に、私たちも見習いたい出来事でもある。

楽しみのひとつ。

本日(今となっては昨日だが)

患者さんの保険証を見て感激した。

 

なななな、なんとっ、

御夫婦そろって、同じ名前である。

 

???

 

様々なことをふまえて、仮名で言うと

本日来院していたのが、

奥さんの鈴木つかさ(仮名)さん。

その御主人は

鈴木司(つかさ)(仮名)さんである。

 

「御主人と同じ名前なんですね。」

診療とは関係ない話を、「いつも通り」してしまった。

 

「はい、そうなんです。」

微笑まれた。

 

そうなると、いろいろと想像が膨らむ。

結婚式のときは、

鈴木司・つかさ(仮名)ご夫妻という紹介になったであろうし、

子供が生まれて、5歳くらいになった時に

「パパの名前は?」と聞けば

「すずきつかさ(仮名)です。」

「ママの名前は?」と聞けば

「すずきつかさ(仮名)です。」

ってことになる。

 

素晴らしい!

 

さらに、想像は膨らむ。

お互いに、なんて呼び合っているのだろう?

御主人の親御さんは、お嫁さんをなんて呼ぶのだろう?

 

さらに勝手な憶測だが

これは、おそらく

2万分の1の確率ということになる。

 

こんなことを考える楽しみも、この仕事にはある。

「患者さんの声」を追加しました。

観察日記3

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ついに、この瞬間(とき)がやってきた。

芽が出た時から、

いや、種をまいた時から、

この瞬間(とき)が来ることはわかっていたつもりである。

 

どうする?

どれにする?

 

 

 

 

 

 

 

トウモロコシの健(すこ)やかなる生育を促すために

「間引き」が必要らしい。

1箇所に3粒の種をまき、そこから出てきた芽を

元気な芽を残し、あとは間引きする。

 

ある意味、なんとも切ない作業である。

 

なんのことはない。

別の場所に移植すればよいのだろうが、

欲張りな私は、既に敷地いっぱいにトウモロコシを植え

移植すべき場所がない。

 

 

どれを間引いて、どの芽を残すか?

 

人生において、もはや、迷いのないはずの私が

珍しく迷っている。

 

実はこうして、もう既に、3日間は過ぎている。

春はあけぼの。2。

大通り 春.jpg しかし私は、

札幌において、

「夏は夕暮れ」と思う。

夏に関しては、画像が出来しだいお話ししたい。

 

「はるはごごにじ」の解説を少々付け加える。

 

ゆらゆらと揺れる柔らかな木漏れ日の中に

ベンチに腰を下ろし、

頬をかすめるそよ風を感じつつ、

色とりどりの花々を眺める。

大通り公園名物の屋台の茹でトウキビをハトにあげつつ、

季節にはまだ早い噴水の水しぶきを感じると、

この上ない幸福感に包まれる。

 

そんな午後2時である。

 

春はあけぼの。

先日、家に帰ると、テーブルの上に
「枕草子」が何故か置いてあった。
 
手にとって、読んでみる。
 
なるほど。
さすがである。
 
「春はあけぼの。」
から始まる清少納言の随筆は、
この年になるとさらに味わい深いものとなる。
 
この私が、かの清少納言と張り合うつもりは
さらさらない。
 
しかし、私なりに考えてみた。
 
正直、「春はあけぼの」というよりは、
むしろ私は
「春眠暁を覚えず」である。
まして、ゴルフをやめてしまった今となっては、
おおよそ、春のあけぼのを目の当たりにすることは
この数年、ない。
美しいひと時を、逃してしまっているのは、
はなはだ残念なことではある。
 
札幌における私にとって、
 
「春は午後2時」
 
長い冬が終わり、暖かくなってきて
なにか「ウキウキ」する感じがするのがこの時間である。
「午後1時」ではゴロが悪い。
「午後3時」でもゴロが悪い。
まして、午前では、北海道においては、まだまだ寒い。
 
やはり、叙情的な言葉は「5文字」か「7文字」で
したためたいものである。
 
「はるはごごにじ」
 
 
「夏は夜」と書いてある。
確かにそれも一理ある。
 
しかし私は・・・。
 
       つづく。

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