笑顔のままで。 札幌歯科 千仁会理事長 千田典史のブログ

"2008年2月アーカイブ"

春よ来い♪

三寒四温(さんかんしおん)。
好きな単語のひとつである。
三日寒さが続くと、次の四日間はあたたかいということらしい。
寒い日よりも、今日のようなあたたかい日に思い出す単語でもある。
春を予感させる今日この頃である。

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北海道大学の入試が終了したらしい。
私が受験したのは、もう、今から24年も前になる。
当時は、前期、後期というものもなく、国公立は1校しか受験できないシステムだった。
1次試験は、もちろんセンター試験ではなく、なんと「共通1次試験」といわれていた時代である。
北大2次試験の日にちは、もはや定かではないが、3月の上旬、穏やかな日だったと記憶している。
北大歯学部を選んだ理由は、また別の機会に譲る。

2日前に札幌に入り、全日空ホテルに宿泊した。
ホテルでは、参考書を数冊持ってきてはいたが、ただただ「赤尾の豆単」を眺めていた。

ホテルから、どうやって試験場に向かったかも、
試験場が、どの校舎だったのかも、
開始時間が何時だったかも、
お昼ゴハンに何をたべたかも、
正直覚えていない。
珍しく舞い上がっていたのか。

ただ記憶しているのは、
穏やかな日だったこと。
英語の長文読解で、意味がわからない単語が1つあったことと、
数学が満点の手ごたえがあったということくらいである。
(自慢っぽくて、少し感じの悪い話か。)

高校1年生の時に、自分の将来の職業を決めた。
私は、歯科医師になりたかった。
その門が、まさに、開こうとしていた時である。

同郷

先日、一人の50歳代の男性が初診で来院された。
「今日は、どうされましたか?」
と、いつも通り問いかけた。
「この歯が動いて気になります。」
と、その男性は、申し出た。

そのたった一言で、私はピンときた。
「間違いない」と。
確かに、私は、感じた。
アシストしていたスタッフに後ほど尋ねてみたが彼女は感じなかったらしい。

その男性に、私は、自分と同じものを感じてしまった。
言葉のイントネーションである。

処置が進む中、思い切って切り出した。
失礼にならないように、言葉を選んだつもりである。
「ずっと札幌にお住まいですか?」
「はい。」

私の勘違いか?
しかし「はい。」と返事をするまでの0.02秒の沈黙を、私は見逃さなかった。

こちらから打ち明けた。
「私は、岩手の水沢の出身ですが、あなたの言葉になにか同じものを感じたもので・・・。」と。
すると、
「元は、○○市です」と。

やはり、そうだった。
○○市は水沢市から車で15分ほどのところである。
40年ほど前に札幌に来たらしい。

なんとなく、嬉しくなった。

小冊子

その歯科医院は、オフィス街の歯科医院なので、患者さんは私以外すべて大人。置いてある雑誌も内装も雰囲気も全てが大人仕様になっていた。スタッフもただ事務的に対応してくれるだけで、私にとっては、そこにいる全ての人が「敵」だった。
歯医者に行くという日は、・・・・。

こんな、私のhistoryが書かれた小冊子が、医院においてある。
続きを読みたい方は、スタッフに申し出ていただけるとありがたい。

100キロメートル

そんな私が、(恐らくは)「最高の歯科治療」を受けるために連れて行かれた歯科医院は、
自宅から、なんと、100キロメートルも離れた宮城県仙台市駅前の通りに面したオフィスビルの1階に存在していた。
100メートルではなく、100キロメートルである。

その歯科医院は・・・・つづく。

ヒ・ミ・ツ

実は、大きな声では言えないことがある。
このブログを読む「あなた」と私の秘密にしておいてほしい。









なんと、私も「歯医者嫌い」の一人であった。

岩手県水沢市(現奥州市)で昭和40年に生まれた私の幼少期は、当時の子供たちの多くがそうであったように、「むし歯」の多い子供だった。
それは、甘いものが比較的簡単に手に入り、かといって、それほど歯を磨くという習慣が身についていなかったので、当然といえば当然のことである。
乳歯の奥の歯が夜中に限って痛くなり、泣きながらジタバタ大騒ぎをしたのは、一度や二度ではない。あの耐え切れない歯の痛みを小学校入学前に体験してしまっていた。

そんな私が・・・つづく。

福は、うち。

「どこの山か、わかりません。」
先日、本屋さんで懐かしい本を見つけて、思わず手に取ってしまった。
その本は、こんな書き出しである。
小学生の時、学級文庫として教室の後ろに置いてあった。
「ないた赤おに」
間違いなく、近代童話の最高傑作のひとつであると、私は思う。

心の優しい「赤おに」は、人間たちの仲間になって仲良く暮らしたいと思っていた。
「赤おに」はいろいろと試みるが、なかなか、人間たちが近寄ってきてくれない。
「赤おに」と人間たちの仲を取り持つために、自ら悪役を買って出る「青おに」。
「赤おに」は、無事、人間たちと仲良くなれる。
後に「赤おに」は、「青おに」の心からの友情を知らせる置き手紙を読み
なみだを流して、泣いた。

そんな話である。

小学生のころは、ただただ字面(じづら)を読んでいたらしい。
「なぜ、赤おには、泣いたのだろう?」とさえ思っていたのかもしれない。

今なら、わかる。
「青おに」の置き手紙を読んで、目頭が熱くなる。

巷は、本日、節分である。
「鬼は、そと」と言うには、やや気が引ける。









「ないた赤おに」は、ちだ歯科クリニックの待合室に置いてある。

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