往診
「プルルルル・・・」
3年前の今日、家の電話が鳴った。
鳴った瞬間に、その電話が何を告げるのかが判った。
時計を見れば、朝の4時過ぎである。この季節のその時間、辺りは静かな闇に包まれている。
父親の口の中を、診たことが2度ある。
一度目は、平成6年5月に「ちだ歯科クリニック」を開院したときだ。
わざわざ開院に合わせて岩手から駆け付けた彼が
「歯石をとってほしい。」
との事で、真新しい器械たちを駆使してスケーリング・クリーニングをした。
二度目は、父親が他界する2日前である。
病床に伏した父親を見舞った時、
「歯でも磨いてあげようか?」と。
「ああ。」というので、
ブラッシングをしようと、ベッドに横たわる父親の口腔内を診た。
口腔内の環境も決して良いものではなかった・・・・・。
私たちは、日頃、「地域の方々の口腔内の健康増進とそれに伴う生活の質の向上のお手伝いをすること」を使命として、歯科医療に取り組んでいる。
私は、歯科医師である。
そんな私がもっとも大切にすべき人の一人である父親の口腔内の環境が、決して「健康」といえる状態ではなかったことが無念でたまらなかった。
札幌と岩手との距離は、言い訳にはならない。
「私は、いったい何をしているんだろう?」と。
この札幌にも体が不自由で、歯科医院に通院できない方が大勢いる。
その方々のために、千仁会グループのすべての歯科クリニックは、「訪問診療の設備」を整えている。
より多くの「地域住民の方々の口腔内の健康増進とそれに伴う生活の質の向上のお手伝いをすること」が私たちの願いであり使命である。
3年前の今日、家の電話が鳴った。
鳴った瞬間に、その電話が何を告げるのかが判った。
時計を見れば、朝の4時過ぎである。この季節のその時間、辺りは静かな闇に包まれている。
父親の口の中を、診たことが2度ある。
一度目は、平成6年5月に「ちだ歯科クリニック」を開院したときだ。
わざわざ開院に合わせて岩手から駆け付けた彼が
「歯石をとってほしい。」
との事で、真新しい器械たちを駆使してスケーリング・クリーニングをした。
二度目は、父親が他界する2日前である。
病床に伏した父親を見舞った時、
「歯でも磨いてあげようか?」と。
「ああ。」というので、
ブラッシングをしようと、ベッドに横たわる父親の口腔内を診た。
口腔内の環境も決して良いものではなかった・・・・・。
私たちは、日頃、「地域の方々の口腔内の健康増進とそれに伴う生活の質の向上のお手伝いをすること」を使命として、歯科医療に取り組んでいる。
私は、歯科医師である。
そんな私がもっとも大切にすべき人の一人である父親の口腔内の環境が、決して「健康」といえる状態ではなかったことが無念でたまらなかった。
札幌と岩手との距離は、言い訳にはならない。
「私は、いったい何をしているんだろう?」と。
この札幌にも体が不自由で、歯科医院に通院できない方が大勢いる。
その方々のために、千仁会グループのすべての歯科クリニックは、「訪問診療の設備」を整えている。
より多くの「地域住民の方々の口腔内の健康増進とそれに伴う生活の質の向上のお手伝いをすること」が私たちの願いであり使命である。

















