些細なことではあるが、
今日は朝から専門学校の教壇に立つ日であった。
雪のない季節に30分の道のりも、
雪の多い今時期の、
しかも朝の通勤時間、
しかも五・十日(ごとうび)、
しかも街に向かう方向では
時間の予測が立たない。
恐らくは、1時間半はかかるであろうか。
そんな訳で、本日、めったに乗らない地下鉄に乗った。
麻生から地下鉄に乗り、ある駅に着くと、
80歳くらいと思われる足元のおぼつかない男性が乗車してきた。
するとすかさず、荷物をたくさん抱えた20代後半の男性が
「どうぞ」
と、席を立った。
「どうも、ありがとう」
と言って、年配の男性は席に着いたものの、次の駅で下車した。
なるほど。
確かに、当たり前のことである。
20代の男性は、席を譲った。当たり前のことである。
小学生のときに、「そうしなさい」と教えられた。
80代の男性は、席に座った。当たり前のことである。
決して、ひと駅といえども遠慮しなかったし、
「年寄り扱いするな」とも怒らなかった。
なんとなく、嬉しくなった。
こんな光景を見て、
札幌の未来は、明るいと私は思う。


























